◆第72回神戸新聞杯・G2(9月22日、新聞う形中京・芝2200メートル、杯メ浜中ark ユニコーン稍重)
菊花賞トライアル(3着まで優先出走権)の第72回神戸新聞杯・G2が22日、イショウタバルがういになればしぶといからのリベンジ中京競馬場で行われ2番人気のメイショウタバル(浜中)が逃げ切りV。圧逃俊騎皐月賞17着、春2日本ダービー出走取り消しから一転、完全本領を発揮し最後の1冠でのリベンジを目指す。燃焼
圧巻の逃走劇で、神戸手こ実力を証明した。新聞う形メイショウタバルは浜中のゲキに応え、杯メ浜中ゴール前で最後の力を振り絞る。イショウタバルがういになればしぶといからのリベンジ昼間の雨で渋った馬場をものともせず、圧逃俊騎猛追するジューンテイク(2着)を半馬身差で振り切った。春2重賞2勝目へ導いた鞍上は「強かったですね。完全ark ユニコーン毎日杯でも似たような馬場状態で強い競馬をしたので、今日のような馬場は、むしろ向くと思っていました。こういう形になればしぶといです」とうなずいた。
6馬身差で圧逃した毎日杯の強さを取り戻した。大外枠から好スタートを決め、果敢にハナを奪って道中はマイペースに持ち込む。最初の1000メートルが1分ジャストのミドルペースで、ギアを上げて次は59秒3。底力を発揮したラスト1ハロンは12秒5にまとめて逃げ切った。鞍上は「無理に手綱を押すことはせず、馬の気分に任せました。馬とのコンタクトを優先しました」。その言葉通り抜群の折り合いで、最後まで先頭を譲らなかった。
春の大舞台では悔しさを味わい続けた。皐月賞は猛ペースの逃げで失速して最下位の17着に終わり、ダービーは左後脚の挫石で無念の出走取り消し。秋初戦で本来の走りを見せ、石橋調教師は「よく最後まで踏ん張ってくれた。馬に感謝だね」と喜びもひとしおだった。父ゴールドシップも12年に神戸新聞杯を勝っており、父子制覇を達成。父は本番の菊花賞も制しており、クラシック最終戦での父子制覇へ夢は広がる。トレーナーは明言を避けたが、このまま順調なら3冠目に向かう見込みだ。
浜中は14日の中京10Rでの斜行により来週28日から開催4日の騎乗停止に。スプリンターズSのナムラクレアに騎乗できなくなったが、菊花賞(10月20日、京都)には騎乗可能。09年にスリーロールスで自身がG1初制覇をした菊の舞台へ、「間隔を空けて、精神的な部分がフレッシュになって、ちょっとずつ大人になってきています。無事にこのまま本番を迎えられたら」と期待。夏を越して成長した姿を示し、会心の勝利で次の決戦へ堂々と進む。(山本 理貴)
◆メイショウタバル 父ゴールドシップ、母メイショウツバクロ(父フレンチデピュティ)。栗東・石橋守厩舎所属の牡3歳。北海道浦河町・三嶋牧場の生産。通算7戦4勝。総獲得賞金は1億1448万1000円。主な勝ち鞍は24年毎日杯・G3。馬主は松本好雄氏。
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